訪問看護ステーション

1.訪問看護の理念、大事にする価値

・地域に根差して23年、地域の病院、クリニックはじめ地域包括支援センターや自社・地域のケアマネさんとの信頼関係が大事な資産。迅速な意思決定・現場柔軟対応を大事にしています。

・経営は在宅看護専門看護師や認知症認定看護師などの専門職が担っています。経営・教育・研究が連動しており、人材成長が事業価値と思っています。

・すべての人に自宅で過ごす安心を、が理念です。すべての人が今ある状況を改善したり、適応し、安心して過ごすための看護ケアの質、利用者家族中心に据えたチームケア=利用者家族、チームとともに育つ実践を培っています。

2.理念×専門性×信頼の実現

看護師の経験とNNNを使用した意図的思考戦略で深化する「専門職モデル」

👉看護師の経験則や直感は非常に重要な専門性だと思います。このようなベテラン看護師の実践知を共有したり、さまざまな看護師の考え方とすり合わせ、記録の改良やミーティングやケースカンファレンスが定着し、それがオリヴィエの学びの文化となっています。

この文化こそ、ご利用者ご家族、そして仲間の信頼、という貴重な、一朝一夕では得られない財産です。

3.

4.教育体制新人教育:初めて訪問看護にチャレンジする人の安心感のため段階的独り立ち制度

①最初の1週間

・地図を見ながら安全に訪問先まで移動

・先輩の訪問看護に同行、先輩のケアを見る、利用者さん家族の情報を記録から把握し、自分の目で確認する

・余裕があったら記録してみる、翌日訪問する方の記録を読む

・ミーティングやカンファレンスに参加。

・先輩から訪問看護計画や手順書についての説明を受け、質問し理解を深める。

・1日の仕事のフィードバックをして終了。

※同行者は主として教育担当スタッフです。

 

1日の訪問看護の流れを習得する

オリエンテ―ションファイルには1日の訪問看護の流れが書いてあります。

8:45 朝礼:就業時間をお守りください。

9:00~9:45 訪問

10:00~10:45 訪問

11:00~11:45 訪問

12:00 帰社

12:00~12:15 記録

12:15~13:00 昼休み 時間をお守りください。しっかり休憩してください

13:15~14:00 訪問

14:15~15:00 訪問

15:15~16:00 訪問

16:15 帰社

16:15~17:30 記・ミーティング参加

17:30 終礼

 

17:30~18:30までは職務時間外手当として見込み残業代がついていますが、業務が終わったら速やかに退勤をし、明日の鋭気を養いましょう。

 

③次の1週間、2週間

・先輩についてもらって、同じ利用者さんに訪問する。今度はできそうなケアを計画に沿って自分でやってみる。

・余裕があったら記録してみる。

・先輩のフィードバックを受ける。

 

④次の2週間、3週間

・行けそうなケースから一人で訪問してみる

・フィードバックを受ける

看護計画は詳細ですから、最初は計画に沿ってケアすれば問題ありません。新たな事象の発生や、気づいたこと、介入したことはアセスメントとともに報告してください。一緒に共有し、打つべき手は打ち、次回の行動を明確にしておきます。

 

⑤独り立ちしたら、まずは慣れるまで担当します。

慣れたら他の人とチームで訪問します。さらに訪問するケースを徐々に増やしていきましょう。

 

⑥3か月後、オンコールの練習

2人体制でオンコールをもち、先輩と相談しながら対処します。緊急コールは多くないです。終末期や状態の不安定な方等、コールの可能性があるケースは事前に詳細な申し送りがあります。

 

⑦月間業務・年間スケジュールを習得する

 

⑧介護保険制度、ケアマネジメント、などの学習もOJTに組み込まれています。

 

本ページはここまでにします。あとは入職してから詳しくお伝えします。

5.キャリアラダー:組織キャリアがわかる

新人さんから、1人前、中堅、熟練、ジェネラルマネージャー(GM)のキャリアラダー

①GM:役割:調整役、支援者、仕組みが動くように調整する人です。

②熟練者:研究者・CNS・認定看護師・特定看護師などで、教育担当、研究担当などの役割を担います。

③中堅:訪問看護の経験が5年くらいで到達します。

④一人前:訪問看護の経験が3年くらいで到達します。

⑤新人:訪問看護が未経験の方です。

⑥初心者:新卒看護師です。

 

※どのラダーにあっても、長い職業人生のなかでは、子育てや介護などで家族を優先せざる負えない時もあります。ワークラフバランスを取りながらも専門性を維持できるようにします。

6.各拠点の紹介

A:国立拠点

B:国分寺拠点

C:小金井拠点・事務局併設

7.事例ストーリーブックの発行

地域連携成功事例・家族支援・NNN活用事例

理念 + 教育 + 地域連携のストーリー。👉簡単事例を紹介。

8.お休みについて

週休2日制です。土日がお休みです。祝日は勤務になっています。保育園関係そのほかの事情でお休みしたい場合には他の日のお休みと同じ扱いです。※ですが、祝日出勤については1日現在1万円の手当を賞与の時に評価して支給しています。

 

入職後6ヶ月経過した後に1年で10日の有給休暇が発生します。有給休暇は5年勤務すると年間20日発生します。有給休暇は2年で消滅しますから、皆さん毎年しっかり取得しています。

それ以外に2年目からリフレッシュ休暇が3日発生します。こちらは1年で消滅しますから皆さん優先的に取得しています。

 

お休みは前月の10日までに希望を提出することになっています。マネージャーが調整し、お休みにできるようにしますから、是非守ってくださいますようにお願いします。

 

お子様が具合悪い時には受診してからの出勤、あるいは早退してからの受診などが必要になることもありますよね。そういう時は時間単位の有休も調整しています。

 

この様なお休みの調整は、誰しも必要になる時があります。風邪をひくこともあります。お互い様のことですからチームで協力して対応しています。もう23年、このようにして運営してまいりました。当ステーションでは当たり前のことです。